ICT支援員能力認定者 所属ランキング (2021年度 後期まで)

ICT支援員能力認定試験の合格者のページが更新され、2021年度後期の合格者データが追加された。今回の合格者は275名。

年度・期 合格者数
2019年度 前期 129名
2019年度 後期 167名
2020年度 後期 297名
2021年度 前期 299名
2021年度 後期 275名

2021年度前期までのデータと同様に累計合格者数の多い企業・団体を集計してみた結果は以下:

順位 人数 所属
1 130 ベネッセコーポレーション
2 108 PCテクノロジー
3 78 ウチダ人材開発センタ
4 64 NECフィールディング
5 62 富士電機ITソリューション
6 58 NTTフィールドテクノ
7 45 JMC
8 37 NECソリューションイノベータ
9 29 日興通信
10 25 ラインズ
11 20 麻生情報システム
12 19 NPO法人アイシーティーサポートスクエア
13 18 遠鉄システムサービス
13 18 ジェーミックス
15 17 青葉出版
15 17 ハイパーブレイン
15 17 フューチャーイン
18 16 NTTドコモ
19 15 興洋電子
20 14 教育同人社
21 13 今井書店
21 13 中部事務機
23 11 オカムラ
23 11 NTTビジネスソリューションズ
23 11 ITX
23 11 富士通
23 11 ダイワボウ情報システム
28 10 COMPASS
28 10 日本標準
28 10 トヤマデータセンター
28 10 コンピュータ沖縄
32 9 日本シングルマザー支援協会
32 9 Sky
32 9 NTT東日本
32 9 京都電子計算
32 9 サンソフト
32 9 サンワシステムサポート
38 8 藤野商事
38 8 東京書籍
38 8 学映システム
38 8 東洋計測
38 8 新学社
38 8 アイシーエス
38 8 日本電気
38 8 エフワン
46 7 理究
46 7 キステム
46 7 中松商会
46 7 NTTラーニングシステムズ
46 7 ライオン事務器
46 7 グレートインターナショナル
46 7 富士通アイソッテク
46 7 東芝OAコンサルタント

※ 所属不明:461人

1位のベネッセコーポレーションと2位のPCテクノロジーは追加なし。今回合格者が多かったところは以下で、これらの企業・団体は現在教育ICT支援に力を入れていると思われる:

  • NTTビジネスソリューションズ (+8人)
  • COMPASS (+6人)
  • 理究 (+6人)
  • NTTフィールドテクノ (+5人)
  • 遠鉄システムサービス (+5人)
  • オカムラ (+5人)
  • 日教販 (+5人)
  • 新潟教材 (+5人)

ICT支援員能力認定者 所属ランキング (2021年度 前期まで)

ICT支援員能力認定試験の合格者のページが更新され、2021年度前期の合格者データが追加された。今回の合格者は299名。

年度・期 合格者数
2019年度 前期 129名
2019年度 後期 167名
2020年度 後期 297名
2021年度 前期 299名

2020年度後期までのデータと同様に累計合格者数5人以上の企業・団体を集計してみた結果は以下:

順位 人数 所属
1 130 ベネッセコーポレーション
2 108 PCテクノロジー
3 76 ウチダ人材開発センタ
4 64 NECフィールディング
5 58 富士電機ITソリューション
6 53 NTTフィールドテクノ
7 45 JMC
8 37 NECソリューションイノベータ
9 29 日興通信
10 23 ラインズ
11 20 麻生情報システム
12 18 ジェーミックス
13 17 フューチャーイン
13 17 NPO法人アイシーティーサポートスクエア
15 16 青葉出版
15 16 ハイパーブレイン
17 15 興洋電子
18 14 NTTドコモ
18 14 教育同人社
20 13 遠鉄システムサービス
20 13 今井書店
20 13 中部事務機
23 11 富士通
23 11 ダイワボウ情報システム
25 10 トヤマデータセンター
25 10 コンピュータ沖縄
27 9 Sky
27 9 NTT東日本
27 9 日本標準
27 9 サンソフト
27 9 サンワシステムサポート
32 8 東洋計測
32 8 新学社
32 8 アイシーエス
32 8 日本電気
32 8 エフワン
32 8 京都電子計算
38 7 キステム
38 7 中松商会
38 7 学映システム
38 7 NTTラーニングシステムズ
38 7 ライオン事務器
38 7 グレートインターナショナル
38 7 富士通アイソッテク
38 7 東芝OAコンサルタント
46 6 藤野商事
46 6 ビジネスサービス
46 6 ティーガイア
46 6 アイ・ティー・エックス
46 6 KDC
46 6 教育産業
46 6 エフコム
46 6 教育ネット
46 6 オカムラ
46 6 サンワソリューションズ
56 5 有限会社ナスコ
56 5 一般社団法人トナリノ
56 5 教育システム
56 5 システムリサーチ
56 5 伊勢市教育研究所
56 5 ジャストヒューマンネットワーク
56 5 東大阪市教育委員会
56 5 オキジム
56 5 鳥取県情報センター

※ 所属不明:374人

1位のベネッセコーポレーションと2位のPCテクノロジーは追加なし。この中で合格者が多かったところは以下で、これらの企業・団体は現在教育ICT支援に力を入れていると思われる:

  • NTTフィールドテクノ (+19人)
  • 一般社団法人トナリノ (+5人)
  • ウチダ人材開発センタ (+4人)
  • NTTドコモ (+4人)

ICT支援員認定試験 まとめ(随時更新)

ICT支援員認定試験を今後受験する人のために、2021年度前期に受けたときの情報をまとめておく。

概要

対策・勉強方法

  • 対策・勉強方法

    過去問は非公開。主催者が推薦しているのは以下三つ*1

    • 「ICT 支援員の養成に関する調査研究委員会」がまとめた「ICT支援員 ハンドブック」
    • 日本標準から出版されている公式ガイドブック「ICT支援員」
    • 教育情報化コーディネータ3級の問題 (有料)

ICT支援員 ハンドブック

A領域

B領域

問題非公開制のこともあり、あまり感想は書けない。

CBT-Solutions

まとめ・その他

*1:私は過去問非公開制賛成派なので、ここにこれ以上のことはあえて書かないでおく。

B領域の結果と全体の感想

B領域の結果

本日はB領域の結果発表日。結果は…合格!

ただ点数は「60点以上~65点未満」と伸びず、ICT支援員上級の受験資格を得る目標の70点には全然届かず。話し方や表情はともかく、回答内容には結構自信があったのだが、そこも点数が伸びず残念。

  • メッセージでは、B領域の問題のねらいなどが詳しく説明されていて、どういう回答が期待されていたのかはわかった。観点ごとの評価も載っているが、私は7割に届かなかった。説明内容の観点で7割以上取れた人は素晴らしい思考力・説明力を持っていると思う。

  • B領域の合格基準は非公開だが、メッセージには基準点が書いてあった。ただ公表していいかはわからないので、ここには書かないでおく。

  • メッセージにはB領域の解答作成にあたってどこまでが許され、どこまでが許されないかについて、関連することが書かれていた。ただ公表していいかはわからないので、ここには書かないでおく。主催者はこの点を試験実施要項で示すべきだと思う。

全体の感想

資格試験としてとてもユニークで、予想よりはるかに難易度が高かったし(正直、最初は舐めてた)、決して知識の詰め込みだけではない点が高評価。私の感想を一言でいえば「面白かった」。

資格試験を

(A) すでに当該業務に就いている人が、自分の実力の証明として取る。
(B) これから当該業務に就くことを目指す人が、基礎知識習得/就職アピールのために取る。

の2種類に分けるとすれば、このICT支援員認定試験は過去問が公表されていないこともあって(B)の基礎知識習得には向いていないと思う。しかし(A)の場合、すでにICT支援員として現場で評価されているなら別に取らなくてもいいようにも思う。おすすめなのは「所属団体から受験費補助や資格奨励金が出る」場合か、「基礎知識を教えてくれる人が近くにいて、就職アピール目的」の場合。

ICT支援員の給与・福利厚生は現在それほど高くないだろうが、この仕事にはやりがいがある。私も授業に入って小さな子をサポートしたときに言われた「ありがとう」の一言がとてもうれしかった。

ICT支援員として2年間働いた男性へインタビュー - 本音のお仕事インタビュー

の方に私はとても共感できたのだが、ブラックIT企業でやりがいがなく感謝されない仕事を延々こなすより、給与が下がってもICT支援員で先生や生徒から感謝されるほうが精神的にはるかに健康だし、元IT エンジニアならそのICT 技術力は標準的ICT 支援員をはるかに凌ぎ、高く評価されるはずだ。もちろん、どんな会社・学校・先生・生徒・保護者にあたるかに大きく依存するのだが。

無事合格したことでこのブログの役割はほぼ終わりだが、認定証書の発行など残ったことについて書くかもしれない。また、今後ICT支援員認定試験を受ける人のためにブログの内容をまとめておこうと思う。

A領域の結果とB領域の出題

A領域の結果

A領域〔知識・判断力〕の結果連絡が来た。点数は○○点以上〜○○点未満という範囲で示されて、結果は合格(65点以上)。ICT支援員上級の受験資格を得る75点以上もクリアしていた*1

ICT支援員認定試験の合格点 - ICT支援員認定試験合格までの記録 で「合格基準が低すぎる」「75~90点くらいは必要」と大きなことを書いたが、自分でそれに満たなかったら恥ずかしいところだったので、ほっとした。いやー、その記事を書いたときに思っていたよりずっと難しかったです…。

B領域の出題

B領域の出題内容は当然非公開。また、B領域で問われるICT支援員の倫理 - ICT支援員認定試験合格までの記録 で書いたことについても、非公開のB領域出題規程に関係するのでここではコメントできない。ご自身でB領域を受けて確認し、考えてみてほしい。

*1:ICT支援員上級を受ける予定はないが、なんとなくクリアしておきたいとは思っていた。

B領域で問われるICT支援員の倫理

ICT支援員認定試験のB領域は課題への解答を動画作成し提出するユニークな形式だ。試験中にその場で作成するのではなく、自宅などで作成し5日以内に提出することになる。

そこで気になってくるのが不正への対策だ。最近はコロナ禍もあってIBT(Internet Based Testing)やWBT(Web Based Testing)と呼ばれる、自宅で自分のPC でテストを受けられる試験が増えている。IBT/WBT では通常、監督者がリモートカメラで監視することで不正を防いでいる。趣味や自己研鑽目的の検定では監督者がいないこともあり、その場合は受験者の倫理に任されている。

ICT支援員認定試験は趣味や自己研鑽目的の検定にはあたらないが、B領域はその形式ゆえ、監督者による監視はない。その気になれば替え玉、カンニング、他人に相談、ウェブで検索などやりたい放題で、受験者の倫理に任されている。しかしその倫理というのも、受験者の考えによって幅があると思われる。例えば、以下のような問いにどう答えるか、人によって結構違うだろう。

【例題】
あなたはICT支援員認定試験を受験し、B領域の解答動画を作成することとなった。以下の対応のうちICT支援員として【適切と考えられるもの】をすべて選び、チェックしなさい。

□1. ライセンスカード作成用に写真を提出するつもりはなく、不正してもばれるはずがないので、動画作成も含め解答はすべて後輩に命令して替え玉で行わせた。
□2. 解答の文章は後輩に考えさせたが、その回答を自分で読み上げる動画の作成は自分で行ったので、ライセンスカードの写真と同一人物か確認されても問題ない。
□3. Yahoo!知恵袋で回答を募集し、皆の意見を結集させて解答を作成した。このように多くの人と協同してよりよいものを作っていくのは、よいことである。
□4. 解答は自分で考えたが、できるだけよい解答にするため、友人に確認してもらいそのアドバイスに従って内容を改善した。
□5. 同じく試験を受けてA領域に合格した友人と問題をいっしょに考え、意見交換した。友人もB領域の問題内容を知っているので、試験内容の漏えいには当たらず、何ら問題ない。
□6. 解答は自分で考え、自分で動画撮影したが、途中で余計な音が入ってしまった。動画から不要部分を削除することは、動画編集に慣れている友人にやってもらった。
□7. 時間やコストの関係で動画提出という試験形式になっているが、本来は監督者のもとその場で回答すべきものであるので、ウェブ検索も一切行わずに自分の頭だけで解答を作成する。

もちろん、外向けには不正などしないと回答しても、実際には不正をするかもしれない。ばれないとわかっていれば、人間の心は弱いものだ。上記例題であれば1番の完全替え玉は明確にNG でも、自分に都合のよい解釈をして4番くらいのことをやる人は相当いる(いた)だろう。

今のところ、試験の実施要項などにはB領域の解答作成にあたってどこまでが許され、どこまでが許されないかは明確に示されていない。受験者の倫理に任せるということなのだろうが、ウェブ検索もしてはならないのかどうかは私も迷っているところなので、B領域出題時にその点が示されるのかは気になっている*1

*1:B領域出題時に示されたとしても、それはA領域合格者だけに伝えられる内容なので、公開できないのだが。

CBT-Solutions での領収書

CBT-Solutions のサイトでICT支援員認定試験受験料の領収書がダウンロードできるようになっていた。ただし注意事項がある。

CBT-Solutions での試験予約 - ICT支援員認定試験合格までの記録

にて、

ここの推奨環境にはIE 11の他にGoogle Chrome 83.x, edge 83.x, Safari 13.x が挙げられている。

と紹介したが、主要ブラウザーとしてはMozilla Firefox が入っていなかった。私は試験予約はFirefox でできたが、領収書の出力・ダウンロードはFirefox だと「ICT支援員認定試験」の日本語部分が文字化けした。Firefox が推奨環境に入っていなかったのはちゃんと理由があったようだ。

サイトの文字エンコーディングShift_JIS であり、Firefox 側の設定変更で回避する方法は調べたがわからなかったので、領収書のダウンロードには他のブラウザーを使う必要がある。例えばGoogle Chrome では文字化けしなかった。