ICT教育環境整備ハンドブック

A領域の試験日が2021/6/13に迫ってきた。一度ICT支援員ハンドブックを読み返しておくか、ということでウェブ検索してみると、「ICT教育環境整備ハンドブック」*1というのが見つかった。

「ICT教育環境整備ハンドブック2020」のPDFデータ公開のお知らせ - 日本教育情報化振興会 JAPET&CEC

ICT支援員ハンドブックを出したCEC(一般財団法人コンピュータ教育推進センター)の後継組織であるJAPET&CEC(一般社団法人日本教育情報化振興会)が毎年出しているもので、現在の最新版は2020 改訂版*2

「ICT教育環境整備ハンドブック2020 改訂版」発刊のお知らせ - 日本教育情報化振興会 JAPET&CEC

ICT支援員向けではなく先生と教育行政関係者向けに書かれているものの、ICT支援員ハンドブックは2014/2/25の1版から更新されておらずやや古い感があるが、ICT教育環境整備ハンドブックは毎年出されている。最近の情報にキャッチアップするために読んでみたが、よい資料。個人的に用語をまとめておく:

用語 説明
ECS Educational Computer Systems, Limited. 日本教育情報機器株式会社。国内唯一の教育用コンピューター専門の賃貸会社。このハンドブックの制作に協力。
OECD Organisation for Economic Co-operation and Development. 経済協力開発機構
PISA Programme for International Student Assessment. 生徒の学習到達度調査。OECD が行う。
TALIS Teaching and Learning International Survey. 国際教員指導環境調査。OECD が行う。
Scratch 教育用のプログラミング言語で、世界的に有名。
Viscuit(ビスケット) 教育用のビジュアルプログラミング言語で、日本の原田康徳氏により開発。
アンプラグド 実際のコンピューターを用いずにプログラミングについて学習すること。
ICT活用教育アドバイザー 文部科学省が活用事業を実施。
統合型校務支援システム 例として、Google で検索した結果「デジタル校務」(内田洋行社)、「School Engine(スクールエンジン)」(システムディ社)、「EDUCOMマネージャーC4th」(EDUCOM社)がある。
APPLIC The Association for Promotion of Public Local Information and Communication. 一般財団法人全国地域情報化推進協会。教育情報アプリケーションユニット標準仕様を作成。標準仕様に対応した校務支援システムにはAPPLIC 推奨マークが付与されている。
LGWAN Local Government Wide Area Network. 総合行政ネットワーク。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営。
ALT Assistant Language Teacher. 外国語指導助手。
指導主事 教育委員会に置かれる専門的職員で、主に学校教育を担当。
アクティブ・ラーニング 主体的、対話的で深い学習。

その他:

  • 遠隔地の外部人材の支援を受けた授業

    小中学校では、遠隔地の外部人材に全面的に授業を依頼することはできない。高等学校では、この形態の授業によって取得できる単位は36が上限。

*1:ICTなどの表記は半角が好みだが、本家にて全角になっているので、ここではそれに従う。

*2:最初、改訂版があることに気付かなかった。