B領域の結果と全体の感想

B領域の結果

本日はB領域の結果発表日。結果は…合格!

ただ点数は「60点以上~65点未満」と伸びず、ICT支援員上級の受験資格を得る目標の70点には全然届かず。話し方や表情はともかく、回答内容には結構自信があったのだが、そこも点数が伸びず残念。

  • メッセージでは、B領域の問題のねらいなどが詳しく説明されていて、どういう回答が期待されていたのかはわかった。観点ごとの評価も載っているが、私は7割に届かなかった。説明内容の観点で7割以上取れた人は素晴らしい思考力・説明力を持っていると思う。

  • B領域の合格基準は非公開だが、メッセージには基準点が書いてあった。ただ公表していいかはわからないので、ここには書かないでおく。

  • メッセージにはB領域の解答作成にあたってどこまでが許され、どこまでが許されないかについて、関連することが書かれていた。ただ公表していいかはわからないので、ここには書かないでおく。主催者はこの点を試験実施要項で示すべきだと思う。

全体の感想

資格試験としてとてもユニークで、予想よりはるかに難易度が高かったし(正直、最初は舐めてた)、決して知識の詰め込みだけではない点が高評価。私の感想を一言でいえば「面白かった」。

資格試験を

(A) すでに当該業務に就いている人が、自分の実力の証明として取る。
(B) これから当該業務に就くことを目指す人が、基礎知識習得/就職アピールのために取る。

の2種類に分けるとすれば、このICT支援員認定試験は過去問が公表されていないこともあって(B)の基礎知識習得には向いていないと思う。しかし(A)の場合、すでにICT支援員として現場で評価されているなら別に取らなくてもいいようにも思う。おすすめなのは「所属団体から受験費補助や資格奨励金が出る」場合か、「基礎知識を教えてくれる人が近くにいて、就職アピール目的」の場合。

ICT支援員の給与・福利厚生は現在それほど高くないだろうが、この仕事にはやりがいがある。私も授業に入って小さな子をサポートしたときに言われた「ありがとう」の一言がとてもうれしかった。

ICT支援員として2年間働いた男性へインタビュー - 本音のお仕事インタビュー

の方に私はとても共感できたのだが、ブラックIT企業でやりがいがなく感謝されない仕事を延々こなすより、給与が下がってもICT支援員で先生や生徒から感謝されるほうが精神的にはるかに健康だし、元IT エンジニアならそのICT 技術力は標準的ICT 支援員をはるかに凌ぎ、高く評価されるはずだ。もちろん、どんな会社・学校・先生・生徒・保護者にあたるかに大きく依存するのだが。

無事合格したことでこのブログの役割はほぼ終わりだが、認定証書の発行など残ったことについて書くかもしれない。また、今後ICT支援員認定試験を受ける人のためにブログの内容をまとめておこうと思う。