自作問題4 GIGA スクール構想

自作問題2の解答

自作問題2 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度) 学習者用コンピューターの目標

答えは5の「3クラスに1クラス分程度」。1人一台は2019年度からのGIGA スクール構想。

自作問題3の解答

自作問題3 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度) ICT支援員の目標

答えは4の「4校に1人」。

自作問題4 GIGA スクール構想のGIGA

  • 1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する
  • これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す

を掲げる文部科学省GIGA スクール構想」の、GIGA とは何の略か。

  1. Global and Innovation Gateway for All
  2. Global and Innovative Gateway for All
  3. Global and Interaction Gateway for All
  4. Global and Interactive Gateway for All
  5. Global and Integration Gateway for All
  6. Global and Integrated Gateway for All

自作問題2、3 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)

自作問題1 学校基本法 解答

正解は5。

  1. 日本国憲法第26条。
  2. は学校教育法。
  3. 教育基本法
  4. は学習指導要領。

自作問題2 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度) 学習者用コンピューターの目標

文部科学省の「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」では、学習者用コンピューターを( )整備することを目標としている。

  1. 1人1台
  2. 1.5クラスに1クラス分程度
  3. 2クラスに1クラス分程度
  4. 2.5クラスに1クラス分程度
  5. 3クラスに1クラス分程度

自作問題3 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度) ICT支援員の目標

文部科学省の「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」では、ICT支援員を( )配置することを目標としている。

  1. 1校に1人
  2. 2校に1人
  3. 3校に1人
  4. 4校に1人
  5. 5校に1人

自作問題1 学校基本法

毎日ブログを書くことを目標にしていたが、とりあえずICT支援員ハンドブックと公式サイト例題が終わったし、他にやらなければならないこともできたので、ここからは不定期に投稿していこうと思う。

今日はとりあえず自作問題を一つ。なお、私はICT支援員認定試験は受けたことはなく全くのオリジナル問題だが、試験問題の不正流出を疑われないためにそれなりにオリジナリティを出した問題を心掛ける。

【問題 1】学校基本法の説明として最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 教育を受ける権利および義務教育について規定している。
  2. 第1章に総則、第2章に義務教育、後半の第12章に雑則、第13章に罰則をおくほかは各学校に関する内容を定めている。
  3. 教育に関するさまざまな法令の運用や解釈の基準となる性格を持つことから「教育憲法」と呼ばれる場合もある。
  4. 文部科学省が告示する初等教育および中等教育における教育課程の基準。
  5. 学校教育法や教育基本法とまぎらわしい名称で受験者を混乱させることを狙った、架空の法律である。

答えは後日書くかもしれないが、急ぎの場合はWeb で検索してください。

ICT支援員認定試験公式サイトの問題例(B領域)を解いてみた

前回まででICT支援員ハンドブックの69ページまで読んだ。70ページはICT支援員能力認定者 所属ランキング で、71ページはICT支援員ハンドブック .docx 版 (Word 版)で見たので、ICT支援員ハンドブック読みは完了。

今回はICT支援員認定試験公式サイトの問題例(A領域)を解いてみたに続いてICT支援員能力認定試験に関するFAQ - ITCE 教育情報化コーディネータ検定試験公式サイトにあるB領域の問題例を解いてみる。

問題

【問題の設定】
 あなたは、A市のICT支援員で、教育センターのヘルプデスクを担当し、週に1回ずつ各校を巡回して支援にあたっている。ある日、他校への巡回から帰ってきたら、 「学校のネットワークプリンターに職員室のパソコンから印刷したのでけど うまく出てきません。昨日は、うまく出ていました。また、さっき、隣の先生が自分のPCで出力したら、うまくでているみたいです。どうしたらいいですか。」というメッセージが留守番電話に記録されていた。 折り返し電話したが、不在であった。そこで、一方的ではあるが、留守電話にメッセージを残すことにした。
 なお、質問者は、巡回対象の中学校の教諭であるが、面識はない。また、中学校には、情報担当の教員がいるが、その方も含めみなさん技術的にそんなに詳しくはない。
 
【問題】
 以上の状況を想定して、電話のご本人に対して留守番電話に、120秒以内のメッセージを作成しなさい。

※ 「印刷したのでけど」→「印刷したのだけど」または「印刷したのですが」。

前提

  • 実際には動画ファイルで提出しなければならないが、動画ファイル作成は詳細がまだ不明なので行わない。
  • この問題は設定上は留守番電話への回答なので動画でなく音声ファイルでもいいように思われるが、「B領域の高得点回答例や模範解答は公開されないのですか。」に表情も採点対象に含むと書いてある。身振りや身だしなみも採点対象になるかは不明だが、人間が採点するのでそういうことも採点に影響が出ると思っていいだろう。

問題設定の検討

  • 「質問者は、巡回対象の中学校の教諭であるが、面識はない」という設定は、「B領域の高得点回答例や模範解答は公開されないのですか。」に書かれているように

・相手が面識のない教諭であることを前提に丁寧に話をすること

を求める意味で存在する。

  • 「中学校には、情報担当の教員がいるが、その方も含めみなさん技術的にそんなに詳しくはない」という設定は、「情報担当の教員に聞くのが一番いいです」という回答で済ませない意味で存在すると思われる。

  • この問題設定はICT支援員ハンドブックのICT支援員ハンドブック p.67 ケーススタディ1 ネットワークプリンターでプリントアウトできないにとても似ているので、そこで検討した内容が使える。

  • 隣の先生がうまくいっていることから、

    • プリンターの電源が入っていない
    • 用紙切れ、紙詰まり
    • 広範囲のネットワークダウン
    • プリンター側のLAN ケーブル抜け

    は検討しなくてよい。

私の回答例(試験用)

「B領域の高得点回答例や模範解答は公開されないのですか。」に書かれていることを踏まえた、試験で高得点を取ることを第一目標とした回答は以下:

「ICT支援員の○○です。お電話ありがとうございました。プリンターの件ですが、まずプリンター本体やPC のプリンターのプロパティに何かメッセージが出ていないか確認ください。次に、プリンター以外のネットワーク利用はできていますか。もしそれらも利用できないなら、LAN ケーブルが抜けていたり緩んでいるかもしれません。次に、LANのリンクランプがある場合は、点灯していますか。もし点いていない場合、正常に動作しているパソコンのLANケーブルを使ってプリントできるか確認してみてください。また、昨日まではうまくいっていたということなので、昨日今日で何か変わったことがないかご自身および周りに確認してみてください。解決しない場合、情報担当の○○先生に相談して保守業者に連絡を入れてください。それでは失礼いたします。」(57秒)

ICT 支援員ハンドブックp.67を大きく参考にして回答してみたが、これが実際高得点につながっているのかは正直よくわからない。

制限時間は120秒以内だが、この内容だと57秒くらいだった。8割の96秒くらいは話したほうがいいのだろうか、それとも簡潔にまとまっていれば問題ないのだろうか。もう少し時間を増やすなら、もっとゆっくり話したり、

⑧プリンタのプロパティを開いて、プリンタの指定が間違ってないかを確認する。
⑨正常にプリントできるパソコンのプリンタのプロパティを開いて、設定内容に問題ないかを確認する。
⑩プリンタドライバが該当パソコンのOSのバージョンに合致しているものかを確認する。

あたりの内容を盛り込むか。

私の回答例(現実用)

現実にこの場面に出くわしたときの、当座の問題への対処を第一目標とした私の回答は以下:

「ICT支援員の○○です。お電話ありがとうございました。プリンターの件ですが、お急ぎでしたら当座は隣の先生のPC で印刷させてもらってください。○日に訪問しますのでその時調べますが、それまでの間は情報担当の○○先生に相談しつつ、プリンターにエラーメッセージが出ていないか確認したり、PC 再起動を試してみてください。また、昨日まではうまくいっていたということなので、昨日今日で何か変わったことがないかご自身および周りに確認してみてください。それでは失礼いたします。」(38秒)

  • PC 側のLAN ケーブルが抜けているとかルーターの故障とかの場合、ネットワークプリンター以外にもさまざまな不具合にすぐ気付くだろうから、特に言及していない。
  • 保守業者への連絡は「情報担当の○○先生に相談」でカバーしているつもり。
  • 質問内容からしてPC にあまり詳しくなさそうだから、あまり留守番電話で長々と細かく指示を出したくない気持ちがある。

本音としては試験本番でも自己の信念に従ってこの回答をしたいのだが、合格点がもらえるかは不安が残る。

ICT支援員ハンドブック pp.68-69 ケーススタディ2 サーバーにインストールされているソフトが起動できない

課題名

校内サーバにインストールされているソフトが起動できない

事例

パソコン教室のサーバにインストールされているソフトが、先週までは使えていたのに、今日使おうとしたら起動できない。

前提条件

「正常に起動できるパソコンはあるか?」の記述から、サーバーにインストールされているソフトをサーバーから使用しようとしているわけではなく、パソコンをクライアントとしていることがわかる。そのようなクライアント・サーバー型のソフト利用で現在よくあるのは、サーバー側でWeb アプリケーションを動かしており、クライアント側がWeb ブラウザーである場合。実際、一般的な対応の手順にインターネットエクスプローラーのインターネットオプションを確認する例が出ていることから、「サーバー=Web サーバー、ソフト=Web アプリケーション、クライアント=パソコンのWeb ブラウザー」を前提としてよさそうだ。

文章校正など

  • 「正常な応答があれば、ii)の対応を行う。正常な応答があれば、iii)の対応を行う。」

    後半が「ii)の対応を行った結果、正常な応答があれば、iii)の対応を行う。」の意味なら「正常な応答があれば、iii)の対応を行う。」はii)の説明の最後に書くのがよい。 しかしiii)はサーバーの電源確認。今は「①特定のパソコンに起きているトラブルの場合」すなわち他のパソコンからはサーバーが使えている場合を考えており、サーバーは動いているはずで矛盾する。

    ここでは「正常な応答があれば、iii)の対応を行う。」を無視することにする。

  • HUB → ハブ

トラブルシューティング

ハンドブックに書いてあるトラブルシューティングの流れは私の考え方とは随分異なる。

「特定のパソコンの現象か、複数台同様の現象かを最初に確認する。」とあるが、私が最初にやるのは(「再現確認」を除けば)「エラーメッセージの確認」。Web ブラウザーに「403 Forbidden」と表示されれば権限の問題だとわかるし、「500 Internal Server Error」と表示されれば原則サーバー側の問題とわかる。また、このようなエラーメッセージがブラウザーに表示されるのであればサーバーの電源確認、LAN ケーブル確認、ping の試行などが不要になる。LAN ケーブルを入れ替えるとか面倒なので先にできることをやったほうがいい。Web ブラウザータイムアウトするようならサーバー側、次いでハードウェア(ケーブル含む)を疑う。

ハンドブックではソフトウェアよりハードウェアの問題を先に疑っている傾向がある。また、大して調査したり考えたりせずにすぐパソコン再起動やサーバー再起動に頼っている感がある。復旧最優先ならそれが正解ではあるが、考える訓練をする場でもあるケーススタディでの対策案としてはどうなのかという気もする。

後半で検討している、単にサーバーの電源が入っていないとかLAN ケーブルが抜けているとかいうハードウェアに主眼を置く検討であれば「サーバーにインストールしたソフトが起動できない」というシナリオ設定にほとんど意味がない。単に「ファイルサーバーに繋がらない」でよかった。

ケーススタディとして考えられる他のテーマ例

「インターネットが閲覧できない。」は学校に限らずよくあるテーマだが、「電子黒板を使用する際、付属の電子ペンの先と、画面上のマウスポインタの位置がずれる。」は学校特有に近いテーマ。業者に連絡する以外に何をしたらいいのかよくわらない。製品によるだろうが電子黒板を制御するソフトウェアの設定を確認したりするのだろうか。

ICT支援員ハンドブック p.67 ケーススタディ1 ネットワークプリンターでプリントアウトできない

課題名

課題と課題名がわずかに違うが、本質的な違いはない:

課題 :有線LANで接続されたネットワークプリンタからプリントアウトできない  
課題名:有線LANで接続されたネットワークプリンタでプリントアウトできない  

なお「印刷できない」ではなく「プリントアウトできない」となっているが、確認したところ「プリントアウト」とはコンピューターのデータをプリンターで印刷することを指すらしい。よってこの課題ではプリンターで紙を他の紙に印刷(コピー)できるかどうかは興味の対象外と考えられる。

事例

事例:いつもプリントできているパソコンからプリンタに印刷出力ができなくなりました。前日までは障害なく活用できていたのですが、原因が分からなく困っています。

前提条件

今回はワークショップの事例なので、あえて詳しいことを教えてくれない体になっていることを理解し、報告者に質問・確認依頼ははできないという前提でトラブルシューティングを進める。

現実においては、トラブルシューティングを受けるICT支援員側の身としては、「できなくなりました」や「うまくいきません」ではなく、「実際どういう結果になったのか」を教えてほしい。今回の例なら

  • プリンターがうんともすんとも言わない。
  • 紙は出るが、白紙。
  • 紙は出るが、かすれていて読めない。

のどれなのかを教えてくれるだけで、プリンターの電源が入っているかとか用紙切れかなどを容易に判断できて助かる。

次に大事なのは「エラーメッセージ」。これが表示されているならぜひ教えてほしい。原因調査が効率が一気に上がり、無駄な調査をしなくて済む。

トラブルシューティング

解説例(一般的な対応の手順):
①プリンタの電源が入っているかを確認する。
②トナー切れ・紙切れを起こしていないか、プリンタ側でメッセージを確認する
③プリンタ側・パソコン側のLANケーブルが抜けたり、緩んだりしていないかを確認する。
④プリンタ側・パソコン側にLANのリンクランプがある場合は、点灯しているかを確認する。
⑤他のパソコンからプリントできるかを確認する。
⑥正常に動作しているパソコンのLANケーブルを使ってプリントできるかを確認する。
⑦プリンタのプロパティを開いて、エラーJOBがないかを確認する(あれば削除する)。
⑧プリンタのプロパティを開いて、プリンタの指定が間違ってないかを確認する。
⑨正常にプリントできるパソコンのプリンタのプロパティを開いて、設定内容に問題ないかを確認する。
⑩プリンタドライバが該当パソコンのOSのバージョンに合致しているものかを確認する。

具体的な情報がなく、報告者に追加の質問・確認依頼はできないとすると、今回の事例は「プリンターがうんともすんとも言わない」だと仮定して進める。また※で補足されているように「前日までは障害なく活用できていた」が有用なヒントになる。

最初、報告者がメールや電話でサポートを求めてきたシナリオだと思い込んでいたが、ICT 支援員ならば現場にいることも考えられる*1。もしそうなら最初にやるゼロ番は「再現確認」だ。実際に印刷できないのかどうか自分でやってみることで、どういう状況なのかが伝聞ではない形で理解できる。

  • ①や③は意外に盲点になる。ここで示されているように最初のほうに確認しておくと時間を無駄にせずに済む。
  • ②でプリンター側に何かメッセージが出ていれば解決に大きく近づく。
  • 解決策メモに「紙詰まりを起こしていないか?」とあるが、対応の手順①〜⑩に入っていない。これは②に含まれていると考える。
  • ⑧⑨⑩は前日まで問題なかったことからすると考えにくいので、昨日今日で何か変えたかを報告者にヒアリングしたい*2

結論

私の場合、①②⑤⑦⑧*3くらいやってダメならハードウェアの問題ということで、プリンターの保守業者に連絡することになりそう。

*1:むしろこれまでの話の流れでは現場にいると考えるのが普通か。

*2:しかし、追加の質問はできず自分で調べるしかないという前提にしている。

*3:③④⑥は⑤の結果次第で実施。⑤は②の次くらいにやる。

ICT支援員ハンドブック pp.65-66

  • レジストリBIOS変更をすることや、」→「レジストリBIOSの変更をすることや、」

  • 66ページ「機密情報」→「秘密情報」

    よく見る不適切な用語使い。一般の学校や企業にあるくらいの情報を機密情報というのは大げさ。

  • 「外部記憶媒体(USBやCD等)」→「外部記憶媒体USBメモリやCD等)」