ICT支援員ハンドブック pp.37-39

  • 「もう少し幅の広く、情報社会を子どもたちが生きていくために必要な力として定義されています。」

    →「もう少し幅広く、…」または「もう少し幅(の)広い、…」

  • 39ページ フューチャースクール推進事業

    2010年度〜2013年度に行われた。

ICT機器を使ったネットワーク環境を構築し、学校現場における情報通信技術面を中心とした課題を抽出・分析するための実証研究を行い、ガイドライン(手引書)としてとりまとめました。

現在は以下を目指す「GIGA*1スクール構想」が進められている。

  • 1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する
  • これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す

*1:GIGA = Global and Innovation Gateway for All. 英語的にはInnovation ではなくInnovative が適切に感じるが。

ICT支援員ハンドブック pp.32-36

  • 33ページ「各自にタブレットPC等を1台ずつ利用し、」

    →「各自にタブレットPC等を1台ずつ利用させ、」または「各自がタブレットPC等を1台ずつ利用し、」。

  • 35ページ「ソフトウェアの操作方法に関する学習は教科書上には記載されなくなっています。かといって、小学校でそのための時間が確保されている訳でもありません。教科や総合的な学習の時間の中で、児童生徒がPCを活用する場面で少しずつ身につけることになります。」

    大きな問題。小学校何年生のどこの時点で教えるべきなのか、現場に丸投げになっており、つらそう。キーボード入力を例にすると、学習指導要領ではローマ字は小学校3年生の国語で習うことになっているので、それもまだの小学校1,2年生に一人一台与えてパスワード入力から教えるべきなのかも疑問が残る。学習指導要領で示すべきではないか。

  • 「出来ること出来ない子の差」

    →「出来る子と出来ない子の差」

  • 36ページ「ログオン・ログアウト」

    「ログオン・ログオフ」「ログイン・ログアウト」に一貫性を感じる。

  • フォルダ

    Windows での表記は「フォルダー」。macOS での表記は「フォルダ」。Chrome OS での表記は「フォルダ」。

  • ローマ字対応表

    ローマ字入力の早見表 - FMVキッズ : 富士通パソコン から ローマ字入力表 - ビギナーガイド(Windows 10) - FMVサポート : 富士通パソコン に転送される。キッズ向けからビギナー向けという形に変わったかもだが、ローマ字入力表については内容は同じ。

ICT支援員ハンドブック pp.30-31

  • (1) 期待される姿

    一番簡単・安全なのは「本名、住所、電話番号などを明かさないこと。SNS は一切しないこと。」と生徒指導することだが、それはダメだと書かれている。

  • 「教育の情報化に関する手引き」→「教育の情報化に関する手引」

  • 「ネット社会の歩き方」

    「ICT支援員として必ず読んでおきたい資料」「必ず読んでおくとよいでしょう」と強く推薦されている。 情報モラル教材 ネット社会の歩き方 | top から ネット社会の歩き方 へと転送される。

    動画教材の「軽い気持ちでマナー違反」を視聴してみた。

    • 多分この生徒たちはスマホがなくても周りに配慮せずにしゃべって通行の邪魔。
    • 多分この生徒たちはスマホがなくても本人の嫌がりそうな内容を噂で広める。

    結局はスマホというより道徳の問題という気がした。

    • 「いけないことだと思ったら、同調するのではなく、友達に注意できるようにしていこう」

      大人でもそこまで忖度せずに生きていくのは困難…。頑張って「友達がやっても自分はしない」「その友達とは価値観が合わないので今後距離を置く」くらいになりそう。

    • 学習指導案を見ると、令和2年の内容が盛り込まれていて、更新されている。

  • 文部科学省、平成24 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/12/1341728.htm

    リンク切れ。https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/01/04/1412082-2401.pdf

ICT支援員ハンドブック pp.28-29

  • 「学校を所管する教育委員会によっては、児童・生徒の学習状況や成績などの個人情報にかかわるものをICT支援員は触れない、関わらないとするところもあります。(中略)、まずは自分がICT支援員として携わってよい仕事の範囲をしっかりと確認しておくことが大切です。」

    どうやって確認するのがよいだろうか。直接教育委員会に聞く?

  • 「情報を持ち帰るなどが必要になりますが、」

    → 「情報を持ち帰ることなどが必要になりますが、」または「情報の持ち帰りなどが必要になりますが、」。

  • 29ページ コラム 13 電子メールの活用 「平日の朝・昼・夕方の最低3回の受信を心掛ける。」

    受信はふつうメーラーが自動で行う設定にするので、「~の最低3回のチェックを心掛ける。」と書くほうが明確だと思う。

  • 14 使用ソフトウェアの統一 「メーラーについても、上記以外のソフトの仕様を妨げるものではないが、受信又は送信したデータがパソコン本体に記録されないよう設定されていることを必須とする。」

    Web メーラー必須のガイドラインOutlook の使用を強制されるよりずっといい。

  • 15 メーリングリストの活用 「連絡・報告のためにMLを利用する際の発信者は、Reply-To: xxxxxx@**.or.jp を設定し、不要な情報がMLに流れないようにする。」

    発信者がReply-To を(自分だけに返信されるように)設定するのではなく、返信者がTo を適切に設定すべきでは*1

    そもそもメーリングリスト側でReply-To が付与されることが多いし、そうではない設定の場合、From をメーリングリストアドレスにしない限り返信がメーリングリスト全体に流れることにはならない。どのようなケースで発信者自らReply-To を設定することを想定しているのだろうか。

*1:後の(3)でそう指示されている。

ICT支援員ハンドブック pp.26-27

  • ディスクトップ → デスクトップ

    デスクトップをディスクトップ、ヘルプデスクをヘルプディスクという(そう聞こえる)人はたまにいる。desk(机)とdisk(円盤)の語源は同じ。丸いテーブルだったからなのかは定かではない。

  • ICT機器を活用の意図が異なってきます。

    違和感がある。「ICT機器を活用する意図が異なってきます。」や「『ICT機器を活用』の意図が異なってきます。」としたい。

  • プロジェクタは教材や資料提示に利用されることが多い提示装置の一つですが、

    → 「プロジェクタは教材や資料の提示に利用されることが多い提示装置の一つですが、」か「プロジェクタは教材・資料の提示に利用されることが多い提示装置の一つですが、」。

  • 27ページ ICT活用指導ハンドブック

    全20ページ。2007年度の資料だが、図などが多く読みやすい。実践事例もたくさん載っている。

ICT支援員ハンドブック pp.22-25 分類2授業者(教職員)支援

  • 24ページ「あらかじめつかんでおくことが大切でしょう。」

    禁則処理がなく「ょ」が行頭に来ている。

  • 「こうした学習内容に関連する画像や映像、Web上にあるデータなどをインターネットやCD、DVD教材などから素材を素早く見つけ出すことが求められます。」

    目的語「~を」が二回出てくる。

  • NHK for School のURL はhttp://〜ではなくhttps://〜が好ましい。

  • 理科ねっとわーく(科学技術振興機構)のURL http://www.rikanet.jst.go.jp/ はリンク切れ。

    https://rika-net.com/

    2017-08-31 国立教育政策研究所にて,理科ねっとわーくの提供を再開しました。
    2016-08-29 国立研究開発法人科学技術振興機構における,理科ねっとわーくの提供を終了しました。

    とある。

  • 教育用画像素材集(情報処理推進機構)のURL http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/ はリンク切れ。

    教育用画像素材集:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

    教育用画像素材集は、2020年3月31日をもちまして終了いたしました。

    とある。

  • 「利用する教職員のイメージ合うかどうかは、」→「利用する教職員のイメージに合うかどうかは、」

  • 教員の発問

    4 発問:文部科学省 によると、「質問」は子供が本文を見ればわかるもの。「発問」は子供の思考・認識過程を経るもの。

  • 25ページ「教育の情報化に関する手引き」*1

    このICT支援員ハンドブックでもすでに11ページに登場しており、この後も何度か出てくる。37ページ脚注に

    7 教育の情報化に関する手引;http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm

とURL が示されているがこれは2010年版で、最新版は「教育の情報化に関する手引」について:文部科学省

*1:正確な表記は「手引き」ではなく「手引」。

ICT支援員能力認定者 所属ランキング (2020年度 後期まで)

※ 2021年度 前期までのデータでの所属ランキングはこちら

ICT支援員能力認定試験の認定者は

ICT支援員能力認定者 - ITCE 教育情報化コーディネータ検定試験公式サイト

で氏名、住所、職業・業種、所属が公開されている。氏名を匿名希望にしたり、他を空欄にもできるが、所属はけっこう公開している。所属を適当に名寄せして集計してみた。 対象期間は2020年度 後期(9月~3月)まで。対象は全1858名。うち匿名希望は222名*1

なおICT支援員ハンドブックの70ページに、このハンドブックの執筆者・協力者などが記載されているが、企業・会社としては

が挙げられている。これら3社からはやはり多くのICT支援員能力認定者が出ている。

※ 2021/4/26 合格者人数5人以上までの表示に更新。

順位 人数 所属
1 130 ベネッセコーポレーション
2 108 PCテクノロジー
3 72 ウチダ人材開発センタ
4 63 NECフィールディング
5 56 富士電機ITソリューション
6 45 JMC
7 36 NECソリューションイノベータ
8 34 NTTフィールドテクノ
9 29 日興通信
10 21 ラインズ
11 20 麻生情報システム
12 18 ジェーミックス
13 17 NPO法人アイシーティーサポートスクエア
14 16 ハイパーブレイン
14 16 フューチャーイン
16 15 興洋電子
17 14 青葉出版
17 14 教育同人社
19 13 遠鉄システムサービス
19 13 今井書店
19 13 中部事務機
22 11 ダイワボウ情報システム
23 10 NTTドコモ
23 10 トヤマデータセンター
23 10 コンピュータ沖縄
26 9 富士通
26 9 日本標準
26 9 サンソフト
26 9 サンワシステムサポート
30 8 アイシーエス
30 8 日本電気
30 8 エフワン
30 8 Sky
30 8 京都電子計算
35 7 NTT東日本
35 7 キステム
35 7 東洋計測
35 7 中松商会
35 7 学映システム
35 7 NTTラーニングシステムズ
35 7 ライオン事務器
35 7 グレートインターナショナル
35 7 富士通アイソッテク
35 7 東芝OAコンサルタント
45 6 ティーガイア
45 6 アイ・ティー・エックス
45 6 KDC
45 6 教育産業
45 6 新学社
45 6 エフコム
45 6 教育ネット
45 6 オカムラ
45 6 サンワソリューションズ
54 5 藤野商事
54 5 教育システム
54 5 システムリサーチ
54 5 伊勢市教育研究所
54 5 ジャストヒューマンネットワーク
54 5 東大阪市教育委員会
54 5 オキジム
54 5 鳥取県情報センター

※ 所属不明:274人

*1:匿名希望でも所属は公開している場合がある。